ワープロソフトや表計算ソフト。
画像編集も音楽の編集もできます。
ブラウザさえあればPCにアプリが無くてもほとんどのことができるのではないか?
そんな考えを元にして作られているのがブラウザOSです。
実際には完全にブラウザだけではうまくいかないことが多いので、マシンにアプリをインストールできるようにしてあったり、最初から限られたものは用意されているOSがほとんどだと思います。
Googleが開発したChromeOSとそれを搭載したChromebookが注目されています。
ChromeOS用に特化されているからか、起動がとても早いそうです。
フリーのOSのほとんどがそうですが、このブラウザOSも多くがLinuxを基本にして作られています。
ChromeOSもそうです。以前はUbuntuベースだったそうですが、新しいものはGentoo Linuxベースだそうです。
ChromeOSのオープンソース版にChromiumOSというものがあります。
しかし、公式サイトではバイナリイメージは公開されていません。
有志の方が公開しています。
Chromium OS - ArnoldTheBats World of Whimsy
Chromium OS builds by Hexxeh
残念ながら、これらはうちの環境では動きませんでした。Kernel Panicが起こってしまうか、ずっと真っ暗な画面のままです。
Cr OS Linux
似たものにCr OS Linuxというものがあります。もともとChromiumOS系のOSを公開していたようですが、ChromeOS自体が当初とは少し中身の変わったものになったこともあるのでしょうか?あるいは権利の問題なのでしょうか?別のものになっています。
しかし、雰囲気は近く、ChromiumOSよりも相性問題が起こりにくいようです。うちのマシンでも動きました。
JoliOS
これについては以前、紹介しました。
Joli OSなかなか使えます。しかし、設定や使用状況をいちいちCloudに保存するのがちょっと心配です。
「ジョリ」ではなくて「ヨリ」と読むのだそうです。Ubuntuベースです。
記事にあるようにブラウザOSは、ネットの向こうのサイトに個人情報や設定や、Webアプリを使ってつくろうとしているものに必要なデータ、あるいはつくろうとしているもの自身を保存することがほとんどであるため、情報流出の不安があることは覚えておいたほうがいいでしょう。
JustBrowsing
上で紹介したBrowserOSのほとんどはChromeあるいはChromiumというブラウザが搭載されていました。ブラウザで動くなら問題ないわけですから、当然FirefoxでもいいわけでFirefox系のブラウザOSもあります。
このJustBrowsingの場合、FirefoxとChromeの両方が使えるようです。使いたいサービスのサイトとブラウザとの相性もあるので、それに合わせて使うことができそうです。
追記
試してみた動画はこちら。
【動画】ブラウザOSの"Just Browsing"を試してみました
ちょっと古いですが、xPudというOSも紹介します。
xPUD
古くて更新がされていないのが残念ですが、上で紹介したものよりもOSのサイズが小さいです。
ウィンドウを複数開くことができません。画面が切り替わる感じです。
ちょっと癖がありますが、試してみるのにはおもしろいですよ。
ブラウザOSは一時期流行りまして、結構、似たようなものがたくさん出たので、探してみてください。
これで十分だと思えれば、XPマシンに入れてOSの乗り換えにも使えます。